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脳鑑定の結果公表
「平沢死刑囚の脳は語る」より


撮影:岡内正敏

  秋元波留夫(元東京大学精神科教授)らの平沢の脳病変の中間結果が、発売中の「平沢死刑囚の脳は語る」平沢武彦・編著の中で初公表された。脳標本の顕微鏡検査で前頭葉、側頭葉、脊髄にコルサコフ病の特徴である脱髄、白質病変が顕著であることが判明した。
  95歳で病死した時期に、このような明瞭な病変が広範囲に見られることから、秋元氏は「56歳の自白当時は、かなり強い脳病変とコルサコフ病の症状であったことが推定される。そのような精神障害をもっていた平沢氏の自白の信用性は、精神医学の立場から見れば到底認められるものではない。」との見解を示している。


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平沢貞通氏を救う会
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