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日本民間放送連盟の報道部門の優秀賞を受賞
帝銀事件ドキュメンタリー再放送のお知らせ
誤判の生贄
−魂の画家・死刑囚平沢貞通−


札幌の平沢貞通人権記念館で取材中のHBCクルー
yamaoka.jpg (18511 バイト)
HBCディレクター
山岡英二氏
 北海道放送製作の「誤判の生贄・帝銀事件」が、本年度の日本民間放送連盟の報道部門の優秀賞を受賞しました。
 その作品が、12月29日の午後2時より、北海道内で放送されます。
 受賞にあたり、HBCディレクターの山岡英二さんは、「調べれば調べるほど、多大な疑問を抱き、冤罪であると感じた。番組のタイトルも、あえて「誤判の生贄」としました」と語っています。
放送局: 北海道放送 HBC
再放送期日: 2003年12月29日(月) 14時〜14時55分
  帝銀事件後56年、平沢貞通が無実を訴え、無念のまま、95歳で獄死してから16年となります。
  このドキュメンタリーは、誤判により、不遇な人生をしいられた、平沢氏の生涯を通し、「われ死すとも瞑目せず」と遺言に記されたように、現在も雪冤に向けた死後再審請求の動向と、薄暗い死刑囚房の鉄格子のアトリエで、3千余点の絵を描き続けた、画家としての平沢氏の光と影の深淵を描いたものです。
  昨日、催された「鉄格子のあるアトリエ展」の開催中に訪れた、札幌在住の旧満州の毒ガス部隊員の新証言、捜査幹部の甲斐文助氏による全11冊におよぶ「帝銀事件捜査手記」に記された旧軍関係への捜査と米軍の圧力を分析した、神奈川大・常石敬一教授の証言。
  昭和39年と昭和55年に、隠し録りされた、平沢氏の肉声を初公開。平沢氏の長女へのインタビューも初めて公開します。
  また、養子の武彦氏が、最近描いた、獄死前年の平沢氏の肖像画も初公開し、時を越えて、冤罪に翻弄された帝銀死刑囚の痛恨の魂の叫びを問います。
  深夜帯ですが、ご覧いただければ幸いです。

(2003年5月28日午前25時55分〜26時50分 放映時のコメント)

北海道放送・報道局ディレクター :山岡英二

平沢貞通氏を救う会
e-mail :
teigin-case@gasho.net