Q21

Q 被害の世界的な報告例はありますか。
A 「エコノミスト」誌にイアン・フェアリー氏が「トリチウム―見過ごされた原子力災害」と題して、次のように報告しています。(抜粋)
  ただし、各国政府ともこれらの被害の因果関係を認めているわけではありません。逆に言えば、トリチウムの被害が発生しても、証明は難しく、補償される可能性が少ないことになります。
   ※ ITERで用意されるトリチウムは10kg(3,700,000兆bq)

  カナダ/ピッカリング重水原子炉周辺ではトリチウムを年間2,500兆bq(ベクレル)放出していますが、周辺の都市では80%増ものダウン症候群の赤ん坊の出産がはやっています。また中枢神経系統に異状のある赤ん坊の出産も明らかにされています。(カナダ原子力委員会報告)
  イギリス/セラフィールド再処理工場で原子力量労働者が受けた外部被曝線量と、その子供たちの小児白血病との関連を見出しました。小児白血病は増加しており、被曝をもたらす可能性の核種としてトリチウムとプルトニウムがあげられました。(ガードナー報告)
  インド/ラジャスタン重水炉の風下や下流の村落で、赤ん坊たちの間で先天性の奇形が高レベルで生じています。(イギリス4チャンネルテレビ)
  アメリカ/ハンフォード軍事施設周辺で神経系統異常出産(無脳症など)が増加しています。(父親がハンフォード軍事施設で働いている息子であるSever報告)
  アメリカ/サウスカロライナ州サバンナリバー工場周辺では大人の白血病が増加しています。また同州バーンウエル地区の周生期(出世期〜早期新生児期)の死亡率が高いことも非公式に伝えられています。(アメリカガン研究所NCI報告)


ITERの苫東誘致に反対する会
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