Q20

Q 許容量以下であれば安全ではないですか。
A 放射線被曝に「許容量」はありません。
  最近では、微量であっても影響があるということがわかってきました。確率の問題で、微量でもたくさんの人間が浴びれば、何人かに影響が出てくるのです。千分の1なら千人に1人、1万分の1なら1万人に1人というように当たった量に比例して影響が出ます。
  しかも、トリチウム1グラムは1000人の致死量に当たるという強烈な毒性をもっています。1キロなら百万人分の致死量です。
  さらに実際は、トリチウムは二重の意味で毒性を低く見積もられているようです。
  一つは、放射線の毒性を外部被曝を中心にいわれていることです。アルファ線やベータ線は、外部被曝よりも内部被曝が問題になります。体内に入って動かなければ、近接して強力な放射線を照射し続けるので、非常な毒性をもつことになります。
  第2に、トリチウムが水素爆弾をつくる原料になるという軍事的な機密の問題、そして水爆をつくるために不可欠であるために従業員への影響を過小評価する必要があったようです。
  ですから、現在の「許容量」をうのみにはできません。むしろ極めて毒性が強いという最近の研究の方が信憑性が高いのではないでしょうか。


ITERの苫東誘致に反対する会
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