Q19

Q トリチウムにはどんな危険性が?
A トリチウムが出すベータ線(放射線の一種で、他にアルファ線、ガンマ線、エックス線などがあります)自体は、飛程は4ミリメートル程度であり、物質の中ではわずか5μ(ミクロン=長さの単位で1ミリメートルの1000分の1)です。しかし、トリチウム自体はあちこちにもぐり込んでいきます。健全な皮膚からも吸収されます。
  トリチウムが水や水蒸気の形で身体に入ると、99パーセント吸収されます。トリチウムは水素と同じですから、身体をつくるタンパク質や脂肪などに取り込まれることがあります。そうすると、そこにずっととどまり、被曝し続けるわけです。
  遺伝子DNAに取り込まれると、放射線を出しながら崩壊してヘリウムになるので、遺伝子が切断され、遺伝子異常を起こして様々な病気を起こします。被曝や染色体の切断による遺伝的作用・精子および卵巣への影響・ダウン症・新生児の死亡・小児白血病・若い世代の皮膚癌や腫瘍など、数々の被害が報告されています。(Q22参照)


ITERの苫東誘致に反対する会
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