本日は小学館サライによる著作権侵害裁判の第6回目。早朝から撮影、ラボ回り、裁判、締切、クロの引取りと目の廻るような一日であった。
被告である小学館は和解案を提示してきたが、デジタル化について写真1枚について1000円を支払うという内容であったが、無断複製及びポジフィルムの原告所有権については認めることは困難であるとの主張で検討の価値すらない内容であった。
無断複製を認めないのであれば和解案で提示した1000円は一体何のための金額なのか?今回の裁判の中でも多くの写真家に影響のある「無断複製」について認めていないのであるから、裁判上ではっきりさせる他はない。先はまだまだ長い……。
クロを引取りに皇居前にさしかかった頃、上空には暗雲が垂れ込めていた。裁判の行く末を暗示しているのではないだろうか……などと一瞬暗い気持ちになったのだが、西の空には青空が広がっていたので一安心。
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