本日未明、自宅から百数十メートルほどの住宅の前に止まっていた車が燃えた。間近で出聞こえたサイレンの音で現場に駆けつけたが、誰かが消火器で消し止めた後だったが、右リアのタイヤ付近でがくすぶっている車両を消防隊員が放水作業を行うところであった。
よく見ると右リアにはガソリンの給油口がある。万が一引火していたらと考えたら、ゾ、ゾッ、ゾォ〜ッとしてきた。
完全に鎮火したのを確認したのち始まった現場検証で署員は「バッテリー、バッテリーの場所はどこですか?」などと不思議なことを持ち主に聞いている。
ドイツ製のこの車のバッテリーが右リアのトランク内にあることを確かめると「あ〜あぁ、やっぱりここだな……」などとつぶやき、誰もが放火だと思っていたこの車両火災が、バッテリー不良による自然発火であるというのだ。
爆発の危険まである車両火災がバッテリー不良による自然発火で引起されると聞いた途端、自分の車は大丈夫かなとの心配がよぎり、さらにゾ、ゾッ、ゾォ〜ッとしたのであった。
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