この冬、庭に一匹の雄猫がやって来た。体調が悪いらしく、「ちいちゃん」のために発泡スチロールで作ってあげた「家」に住みついてしまった。
そのあおりを食って「ちいちゃん」の方は暖かく眠れる場所がなくなってしまったのだが、体調が悪いのだからしょうがない……。
すっかり体調も回復してしまった今、このあたりのボスとして君臨しているらしく、一日中近隣の縄張りをパトロールに出かている。ウチの庭に他の雄が入ってくると大きく膨らんだほっぺたを利用して威嚇している。
ここへやって来た頃は、顔つきが不信感の塊で目つきもギラギラとしていて窓を開けるとすぐに逃げてしまっていたのだが、一度コーヒー用のミルクをやってみたところすっかり気に入ってしまい、最近では我々の姿を見つけると写真のような「よいこ」のポーズでミルクをオネダリするようになってしまった。
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