ゴルフ場の農薬だらけの沈殿池には決まって鯉が飼育されている。「魚が住めるくらいにきれい」にしていると思い込ませようとの悪巧みなのだが、元来、鯉という魚は丈夫だ。ヘドロのような水の中でも平気で生きてゆくことが出来る。
端午の節句には、こいのぼりと相場は決まっているが、きっと、「ヘドロや農薬」にまみれた実社会に出ても鯉のようにたくましく生きて欲しいという願いが込められているのかもね……。