10年ぶりに高知の四万十川にやって来た。前回は、入梅直後だったためずいぶんと天候に泣かされた記憶があるが、今回は快晴で本来の四万十川の色を見ることが出来た。
それにしても、高知空港からわずか120〜130キロの距離、高速道路があれば1時間少々の所が4時間、遠〜い!
……と、「高速道路早期実現!!」みたいなことを書いてしまったけれど、ここに高速道路が来ていたら「日本最後の清流」と呼ばれている四万十川は、とうの昔に、そこらの川と同じような、上流の水を一刻も早く海へと流すための排水路に成り下がっていたに違いない。
便利さと豊かさは相容れないものだ。この沈下橋だって、車で渡るには欄干もなく、川の中に落ちはしないかとヒヤヒヤものだけれども、台風の多い四国にあって増水時にはその威力を発揮する。
橋なんてものは、こっちからあっちへ渡ることが出来ればそれでいいのであって、大規模工事で片側二車線の橋を造って経済効果を生もうなどという考え自体が、もう時代遅れなんだけれどもなぁ……。
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