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夏の西日は強烈に暑い!だから西日の当たる部屋の家賃は安いと相場が決まっていた。ところが北国生まれの人間にとっては、西日が当たろうが当たるまいが、日なたにいようが日陰にいようが、東京の真夏はとにかく暑く、まだクーラーがなかった学生時代には、喫茶店や、ただで利用できる図書館に「避難」したものだ。もちろんコーヒーを何杯もお代わりするような経済的余裕などあるはずもないから、一杯のコーヒーで半日近くも粘ることになる。
もっとも、暗室用にとクーラーを購入したのは、まだ学生時代だったので、そのような経験は最初だけだったが…。しかしながら、その「暗室用のクーラー」は、必然的に日常生活でも使うようになり、その後は高い電気代に悩まされることになる……。
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