今日の夕方6時過ぎ、珍しく北海道に住むお袋から携帯に電話があった。親父が死んだと言う……。
車を止めしばらくボーっとしていた。明日締切の原稿の暗室作業もしなければいけない、ラボに本番指示もしなければならない、そして問題は葬式写真だ。
ところが良く考えてみると、ここ5年ほどの親父が写っている写真は冠婚葬祭時の記念写真しかなく、そのほとんどがネガごと先方に渡してしまっている。
ようやく自分用に残してあったサービス版のプリントを見つけ、小指の爪の大きさほどの顔をスキャニングし修正を加えた後に四ツ切の大きさにプリントした。
必ずやって来るこのような事態に備えてキチンとした顔写真を撮っておかねばとは常々考えてはいたのだが、まさかこんなに早くやってくるとは……。
先週の水曜日(24日)まで苫小牧に滞在し、千歳空港まで車で送ってもらったばかりだと言うのに……。
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