今年の夏は例年以上に忙しかった。4日連続で小樽を含む日帰り出張という強行スケジュールもあった。さらには愛猫「じゅり」の病気、看病、そして死と続き夏休みがのびのびになっていた。
予定の仕事を終えた初冬の北海道で昨日から「夏休み」を取ることにした。昨夜は友人宅で酒を酌み交わし、今日の午前中は大学1年生の夏休みにも来たことのある支笏湖畔の丸駒温泉で露天風呂に入った。
25年前の夏にポロピナイというキャンプ場から山道を徒歩1時間ばかり歩いて来たときには、くり抜いた岩にペンキで「入湯料50円」と書かれていたと記憶しているが、本日は内風呂を含めて1000円にもなっていた。
その50円の入湯料を払わずに入れたぐらいのどかな時代だったが、露天風呂そのものも大変のどかで、脱衣所などあるはずもなく、数十メートル先の船着場からは丸見え、お湯が熱すぎる場合には支笏湖と隔てている木の板をはずしての水を入れるという具合であった。
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