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苫小牧東部大規模工業基地、弁天沼で取材する立松氏 | ||
「わっぺいさん」の名で親しまれてきた作家の立松和平さんが亡くなった。知り合いの記者からの連絡で知ったのだが、多臓器不全で昨日夕方、容態が急変して帰らぬ人となった。「葬儀は近親者で行い、後日、しのぶ会が開かれる」とのこと。 これまで、立松さんとは、二風谷ダム問題、ITER問題、長良川河口堰問題、ナホトカ号原油流出事故、むつ小川原問題等の数多くの環境問題取材でご一緒させていただいたのだが、やはり一番印象に残っているのは私の郷里、北海道で計画されていた「千歳川放水路問題」の取材であろう。 | ||
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北海道苫小牧市の美々川をカヌー下りをする立松氏(左) | ||
北海道開発局が自己保身のために(と言われていた)推し進めていた「千歳川放水路計画」は、日本海に流れている千歳川を洪水対策に名を借りて太平洋に流してしまおうという荒唐無稽の計画であった。 | ||
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岐阜市内を流れる長良川で | ||
雑誌発売後、記事の掲載内容に誤解があると北海道開発庁から連絡があり、編集者と担当者の説明を聞きに出かけ、官僚による巧みなウソの実態を目の当たりにするオマケがついた。 近年、雑誌が環境問題取材に対して冷ややかなためか、かなりのご無沙汰をしていた中での突然の訃報、心よりご冥福をお祈りします。 |
■「わっぺいさん」逝く!
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