平沢貞通は無実である!
戦後史最大級の謎、帝銀事件。
真犯人とされた男は、「我死すとも瞑目せず」との言葉を残して獄死した。取り調べや法廷で、事件はいかにして「再構成」されたのか? 自白や目撃証言など残された膨大な供述記録を詳細に分析、十二人もの命が奪われた惨劇が、「虚偽自白による冤罪事件」でもあることを明らかにする。
【本書の内容】
序
章
犯罪と冤罪
第一章「帝銀事件」と「平沢貞通事件」
第二章
判決の論理と心理学の検証
第三章
目撃者たち
第四章
平沢は事件のなにを語ったのか
第五章
再否認に転じた過程と精神鑑定
「あとがき」にかえて
講談社選書メチエ 624
もうひとつの帝銀事件」
二十回目の再審請求「鑑定書」
浜田寿美男
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