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展覧会報告
―帝銀事件 六十年―
獄窓の画家 平沢貞通展報告

東京展開催のgallery TEN(写真左)と2008年9月5日に開催された特別対談(写真右)画面右から針生一郎氏、鈴木邦男氏、平沢武彦氏


平沢武彦氏

鈴木邦男氏

針生一郎氏
「獄窓の画家・平沢貞通展報告」
 獄窓の画家・平沢貞通展を、8月に仙台、9月に東京と巡回し、盛会のなか終えた。
 平沢は30年近く、仙台拘置支所に収監され、死刑と対峙した地であったが、約6,000名もの来場者で、会場は人で埋めつくされ、今なお帝銀事件と平沢貞通の関心が高いことを痛感した。
 東京展では、上野の美術の町の一角、根津で開催、本格的に画家・平沢貞通の再評価と復権を求めた展覧会となり、数多くの美術関係者や美術学生も訪れた。今後も、さらに復権への道を進めていきたい。
 東京での展覧会の初日は、鈴木邦男さんと針生一郎さんの対談がおこなわれ、鈴木邦男さんは、新刊の著書「愛国の昭和」(講談社刊)で、平沢が描いた戦争画を愛国的な反戦画と記した趣旨から論じ、他の画家についても、戦争とどう対し、絵を描いたかを説き、その思いを話した。針生一郎さんは、平沢は大正期に思想的にも深い卓越した画才をしめし、テンペラ画を研究したことは、かなりの識見を持った画家だったと語った。この対談の際、ギャラリーは人で埋めつくされ、反響は大きかった。鈴木邦男さん、針生一郎さん、そして、巡回展に来られた多くの方々にお礼を述べたい。

2008年12月 平沢武彦

主催:画家・平沢貞通復権の会

平沢貞通氏を救う会
e-mail :
teigin-case@gasho.net