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展覧会のお知らせ
―帝銀事件 六十年―
獄窓の画家 平沢貞通展



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〒110-0001
東京都台東区谷中2-4-2
Tel&Fax: 03-3821-1490

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獄窓の画家 平沢貞通展 チラシ
(PDFファイル 約211KB)

2008年9月5日(金)〜9月15日(日)
 初期・中期作品

2008年9月21日(日)〜9月28日(日)
 獄中作品

11:00〜18:00(会期中無休)

※特別対談
9月5日(金)15:00〜 無料
「平沢絵画について」
針生一郎 鈴木邦男 平沢武彦

「獄窓の画家・平沢貞通展に寄せて」
 平沢貞通は帝銀事件死刑囚として、獄中38年余、無実を叫びながらも、無念の思いのまま、1987年に獄死してから、21年となります。
 薄暗い独房で、刑の執行の恐怖と対峙しながら、再審をもとめる書面を記すとともに、平沢は、遠い記憶をたよりに、故郷の北海道などの壮大な風景を描き続けました。95才で、他界するまで描いた作品は3千点余にのぼります。
 現在、死後の再審請求が審議されていますが、その結果のメドは経っておりません。
 この展覧会では、初期・中期作品展(9/5〜9/15)に若き日の平沢18歳の時描いた「風景」や「黒奴と黒猫」「うろつく不具者」など主に水彩画とすでに画業の完成期にあった平沢のテンペラ画を含めた作品35点余を展示。後期・獄中期作品展(9/20〜9/28)には死刑囚房で、描きつづけた未公開の絵画を含めた40点余を展示いたします。
 拘置所では、規則として、独房や獄窓の鉄格子を描くことを禁じられていました。しかし平沢は、鉄格子のある絵画や拘置所の風景なども描いています。それらの作品は、獄死後、はじめて、遺品として、私たちの手に渡されました。
 初公開の作品は、没収されていたそれらの遺品です。そこには、平沢の無念さや、憤り、様々な心象風景が描かれています。
 封印されていた、それらの作品を、今、公表し、冤罪に翻弄されつづけた、平沢の不遇な半生、そして、その雪冤への思いを、問いかけることができれば幸いです。
 この「鉄格子のあるアトリエ」で描かれた絵画は、時をこえ、今も私たちに何ものかを、語りかけています。
 逮捕前の絵画を、持ち主は壁からはずし、それらは倉庫の中にしまわれたり、古美術商などに売られ、各地を転々として来ました。
今回、それらの絵と獄中で描いた絵を2回にわたり光をあてることによって、画家としての平沢貞通をもう一度見つめ直していただければと考えております。

2008年9月 平沢武彦

主催:画家・平沢貞通復権の会

平沢貞通氏を救う会
e-mail :
teigin-case@gasho.net