indexページに戻る

帝銀事件・再審請求の開始を求めるアピール
無実を叫びながら無念の獄死を遂げた平沢貞通氏の死から来年で20年、帝銀事件発生から再来年で60周年を迎えます。平沢氏は初公判から犯行を否認、95歳で獄死するまでの39年間一貫して無実を叫び続けました。その間、35名の法務大臣は、誰一人として死刑執行に判を押せなかったのです。
平沢氏の死後、養子の武彦氏が死後再審請求を申し立て、確定判決が証拠として採用した自白調書、精神鑑定の信憑性を各専門家に鑑定を依頼、再審開始になってしかるべき数多くの新証拠・新証言を現在審理している東京高裁に提出しました。東京高裁は結論を出さないまま17年の歳月が過ぎました。この間、再審請求の理由を審理・検証をしている裁判官が変わるなど、司法当局の不誠実な対応には疑問を持たざるを得ません。
帝銀事件は米軍占領下の暗い時代に起きた象徴的な事件であり、この裁判は平沢貞通氏の人権のみならず、戦後の民主主義を問う重要な試金石だとわたしたちは認識しております。
死刑囚のまま獄死した平沢貞通氏の冤罪を晴らし人権を回復するため、わたしたち「平沢貞通氏を救う会」も、平沢氏の19回目の命日にあたる5月10日新体制を発足いたしました。あらゆる政治思想にとらわれず、あくまでも個人参加による運動として、精神医学者秋元波留夫氏を新会長に迎え以下の新陣営で取り組んでいく所存です。
わたしたちの運動にご賛同、ご支援を心よりお願い申し上げます。
2006年5月10日 平沢貞通氏の19回目の命日
平沢貞通氏を救う会
この文書のPDFファイルはこちら

「平沢貞通氏を救う会」新体制 
会長 秋元波留夫(精神医学者) 
代表委員
(五十音順) 荒木伸怡(立教大学教授・刑事訴訟法)
井崎均(ジャーナリスト)
菊田幸一(明治大学名誉教授・刑事法)
新藤兼人(映画監督)
千野皓司(映画監督)
田英夫(参議院議員)
針生一郎(美術評論家)
三ツ松要(市民運動家)
ヨシダヨシエ(美術評論家)
事務局
事務局長 片島紀男(TVディレクター)
事務局次長 小林俊之(フリーライター)
広報 加藤雅昭(写真家)
事務局員 栗原有
細川次郎(弁護団対応)
会計監査 吉永愛子
再審請求人 平沢武彦

帝銀事件第19次再審弁護団
主任弁護人 保持清
弁護人 一瀬敬一郎 北潟谷仁 荒木伸怡 鈴木貞司 菊田幸一

会長・秋元波留夫(あきもと・はるお)プロフィール
1906年長野生まれ、精神医学の権威。東大医学部教授、都立松沢病院長などを歴任し現在、金沢大学名誉教授。
著書に『精神医学講義』(02年)『刑事精神鑑定講義』(04年)『99歳精神科医の挑戦−好奇心と正義感』(05年)など多数。
2006年5月10日、「平沢貞通氏を救う会」会長に就任。
事務局長・片島紀男(かたしま・のりお)プロフィール
1940年東京生まれ。’63慶應義塾大学法学部卒業後、NHK入局。佐賀局、福岡時代には、九州・沖縄の近現代史の人物を描く番組などに取り組む。’84年に東京転勤以後、教養番組、特集番組を担当。日本、アジアの現代史を一人の人間および群像で描くドキュメンタリー番組を作り続け、”異色のこだわり派ディレクター”として知られる。現在、「放送人の会」会員。TV番組『ドキュメント東条内閣極秘記録』は、『東条内閣機密記録』(東京大学出版会)、同『埴谷雄高・独白「死霊の世界」』は同名図書(NHK出版)、同『戦後史の謎・三鷹事件』は『三鷹事件−1949年夏に何が起きたのか』(NHK出版)、同『吉本隆明がいま語る・炎の人三好十郎』は『三好十郎傳・悲しい火だるま』(五月書房)として刊行されている。

平沢貞通氏を救う会
e-mail :
teigin-case@gasho.net