まどろみの午後……。
車検が本日までとなってしまったので、近所のディーラーへ車を届けたのちに、ぶらぶらと散歩がてら自宅まで戻った。
25年前に初めて訪れた中国では、昼食後の昼寝が当たり前だった。アシスタントだった私を含めた日本人スタッフは当初こそ「仕事の効率が悪い」などと陰口を叩いていたのだが、50日近い長い取材旅行、日が進むに連れてそのありがたみを実感することとなる。
昼食後の1時間ばかりのまどろみ……、起きるのは実につらいのだが、その後の体の軽快さには雲泥の差があった。
そんな中国4000年の歴史から生まれた「昼寝」の習慣も、最近の経済発展著しい中で消滅してしまった。
「昼寝は非生産的」というのだが……。
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