札幌在住の叔父が危篤状態に陥ったとの知らせを受け急遽北海道へやってきた。 初冬のはずの札幌は見事に晴れわたり冬とは思えない暖かさだ。
見舞いに駆けつけて初めて知ったのだが、肺癌末期の叔父が入院しているのは緩和病棟、いわゆるホスピスであった。 昨年亡くなった友人も師匠も結局は癌細胞が肺に転移したため痰が絡んで呼吸が相当に苦しそうだった。ただでさえ昨年のことを思い出してしまうのに、入院しているのが安らかな死を待つだけのホスピス病棟というのはさすがに辛く、幾度となく快晴の空気を吸いに外へ出た。