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9年ぶりに諫早へ行った。天気は西から崩れるという予報で静岡県上空は富士山がくっきり見えるほどよい天気だったけれど、長崎空港に到着した頃には低気圧が接近し、雨が降り出した。
雨の中、9年前、諫早湾干拓事業の取材でお世話になった故・山下弘文さんのお宅にお邪魔した。山下さんは日本湿地ネットワーク、諫早干潟緊急救済本部代表を務め、全国の湿地や干潟保護に取り組み、1998年、環境界のノーベル賞とも言われている「ゴールドマン賞」を受賞したが、一昨年アメリカから帰国直後、急逝された。
現・諫早干潟緊急救済本部代表の未亡人、山下八千代さんから諫早干潟の現状や今後について色々とお話を伺ったのだが、話の端々には運動半ばで先立たれた無念さが感じられた。
雨は土砂降りとなり、ロケハンすらできない状態。佐賀県の竹崎へ向かう途中、9年前、山下さんに連れて行ってもらった牡蠣焼き小屋のあった高来町あたりで、焼きガキを食べた。しかし、思った通り、この牡蠣は地元で採れた物ではなく佐世保からの仕入れ品だということだった。
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