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高校時代からの大親友が危篤状態だという知らせを受け、急遽苫小牧にやって来た。
午前中にスピード違反の刑事処分の件で検察庁に赴いて10分ほど検事から説明を受け、建物を出た途端、奥さんから危篤の知らせ……。
その4時間後には千歳空港に降り立っていた。奥さんによると「まだ意識はある」とのことだったので、一刻も早く病院に駆けつけたい気持ちを抑え、思い出の場所ウトナイ湖に数分間だけ立ち寄った。
現在、国際的にも重要な湿原としてラムサール条約登録湿地となっているウトナイ湖には、1980年代後半、その存続を脅かす巨大プロジェクトが計画されていた。
週刊誌の取材でこの問題を取り上げることになったものの、何の情報もなく、オオワシとオジロワシの区別さえつかない私に1から10まで教えてくれたのは彼だった。
あと、ひと月もすると、ここは数万羽のガンで埋めつくされる。「もう会えないかと思ったと……」とつぶやいた友人に、デジカメで撮影した今日のウトナイ湖の写真を見せた……。
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